東京からやってきたzabadakメインのカバーバンド。 コピーじゃなくてカバーとこだわりのある人たちだとおもってたけど、 自分で「コピーバンド」といってたくらいだから、どうなんだ? たいしたこだわりはないとおもわれても仕方がないぞ。
選曲、アレンジはともに無難かなというところ、 調子を落としてたのかもしれないけど、 演奏技術は高い方でもなし。 楽曲がいいので楽しめるのは楽しめますが、 Erdeというバンドの評価としては苦しいですね。 もっと頻繁に聴けるのなら本家の代用に考える手もあるでしょうが、 Erde自体が聴くチャンスがほとんどないし、 ライブではないけれど、 「ザバうた友の会」 とかがあるんで、新鮮さもないし。
そうそう、やはりドラムにはきちんとマイクをセッティングして欲しかったな。 数が足らないのかもしれませんが。 スティックでたたいてるときはともかく、 ブラシのときはシンバル系の音が小さすぎて音のバランスが全然駄目です。
まあ、否定的なところばっかりいっててもだめなんで良かったところですが、 karakの楽曲は良かったですね。 声質的にも上野洋子さんよりも 小峰公子さんの方があってるし、 楽曲自体の希少価値(?)からいっても楽しめました。 カバーでいくなら、もっとこちらのウェイトを高くしてもいいかも。
あとは「遠い音楽」でのピアノでしょうか。 ここしばらくは弾き語りばかりだったのでちょっと新鮮でした。
で、こちらは遊佐未森さんメインのカバーバンド。
ボーカルのしのっぺさんは結構声質がにてますね。 あまり違和感がなかったです。
バイオリンの音量はもう少し強くして欲しかったな。 バックにかき消されてたときも多いです。
全部で7人と妙に(?)メンバーが豪華なんで (といっても、知ってるミュージシャンは一人もいないけど)音としては十分かな。 コーラスもきれいだったし、 とくに、ピアノあたりはうまいなと。
カバー/コピーって楽曲の良さをバンドの評価につなげられないんで、 どうしても評価はきつくなります。 選曲、アレンジ、演奏技術ってところで評価することになっちゃうからな。 オリジナル曲があるならそちらで評価もあげられるんですが、 そういう部分でどちらもまだまだ。
厳しい評価になっちゃいましたが、 どちらのバンドもカバーということを考えなければ十分に楽しめるんですけどね。 でも、どうせならもっと拙くてもいいから、オリジナルを聴きたい。 カバーをやるなとはおもわないし、 カバーだけのライブでもいいけど、 カバーだけのアーティストはあまり好きじゃない。 やるならもっと大胆なアレンジか、 オリジナルを作っていって欲しい。 もっと、新しいもの、そのバンドらしいものを聴きたいんです (カバーがらしさだといわれればそれまでですが)。
このメンバーがオリジナルをやると どういうものを聴かせてくれるんだろうかと、 夢は広がりはするんですけどね。