猫祭り姫さんと幼虫社の コラボレーション企画で行なわれた個展 「第N無人居住区」のイベントとして行なわれたライブです。
「第N無人居住区」とは、 猫祭り姫さんの作られたミニチュアの廃虚と 幼虫社の照明、音響など作成された空間です。 細長い店内の壁に作られた居住区は しっかりとした世界に誘ってくれます。
と、説明はこれまで。 とりあえず、展示をじっくりみようかとライブのしばらく前に会場に到着。 会場内には準備をしている 井蛹机さんくらいしかなく、 ゆっくりと展示を見させていただきました。 それもそのはず、あとで分かったんですが、 その時間は丁度 猫祭り姫さんと ヂヂさんによる紙芝居の時間だったようで。 そりゃ皆そっちに行ってるわな。
展示の方は段ボールで作られたさまざまな建物が 壁に張り付けてあるわけですが、 その建物が一つ一つ想像以上に丁寧に創られていて圧巻でした。 パロディあり、あやしいところあり、わけのわからないところありと それぞれの建物がそれぞれ想像力をかきたてますし、 それらが合わさって、よりあやしい世界を作り出しています。 本当に小さなところまで丁寧に創ってあるので、 ちょっとやそっとじゃ飽きない、見ごたえのある展示でした。 時間があれば1時間でも2時間でも見続けていられる、そんな感じです。
紙芝居も終わったようで、場内に人が増えてきた頃にいったん退場。 ライブの時間前に戻ってきました。
ライブの方はいつものように、打ち込み+ボーカルで。 吊り下げてある電球もお馴染みかな。
ただ、もともとライブ向けの会場じゃないせいもあって、 打ち込みとボーカルのバランスをとるのが非常に難しそうでした。 特に前半はバランスがあってないなと思える場所がいろいろと。 生声だけでも十分に聴こえるのは聴こえるんですが、 バランスがしっかりしてないと、浮いて聴こえるんですよね。
現在作成中の2ndアルバム「廃園」のなかの曲もいくつか。 ちょっと今までと雰囲気違うなと思うような曲もあって、 面白かったです。 アルバムの出来が楽しみ。
最後に「第N無人居住区」を燃やしながら終わったらいい感じかも。 とか思いつつも、 ライブの方は当初の予定通り、1時間程度で終了。 なんだかんだいっても、曲でも歌でもきっちりと聞かせてくれるんで、 あっという間のライブでした。