RIKKIさんを聴きに行こうということで、 河口湖ステラシアターまで。 他のメンバーもおもしろそうだし。 しかし、河口湖の回りってなにもないのね。
Opening Act。 物販のところにCDが置いてあるから、 なんでだろうとおもってたら、そういうことなのね。 ちょっと前に「空気公団が好きな人に」 という煽り文句につられて Towre Recrodsで買ったばかりだったので、驚きました。 もっとも、このときはまだ聴いてなかったんだけど。
男女のツインボーカルのバンド。 ポップスやボサノバ系の音楽を。
女性の佐野遊穂さんの声は、良く延びて、響いていい感じだったけど、 佐藤良成さんの声が聴こえにくい。 ぼけてる感じで、歌詞が良くわからない。 おかげで、ツインボーカルとしての魅力が充分に発揮できてない。 もったいないなぁ。 全般にはいい感じなのに。 フルートがなかなか印象的でした。 ライブハウスできっちりと聴いてみたいところかな。 やさしい、気持ちのいい曲達でした。
さて、私の目的のRIKKIさん。 ギター、ベース、パーカッションのサポート付きで。
1曲目はRIKKIさんは三線も。 にぎやか目の、おはやし調の島唄。
ここからはポップスを。 まずはピアノだけでしっとりと。
ゲーム「Final Fantasy X」のテーマ曲として使われた曲。 打ち込みもプラスして。 うーん。生だけでやって欲しかった気もちょっとするな。
えっ? もう終り? というところ。 たっぷり1時間を期待してたんだけど。 まあ、それは仕方ないか。
ライブの方はきれいなボーカル、気持ちのいい演奏。 短い以外はほとんど文句なし。 でも、やっぱりたっぷり聴きたいなぁ。
三線で島唄を。 なんていうか、円熟したうま味だなぁ。 唄も、M.C.も、たんたんと、自分のペースに持っていく。 40分くらいかな。短い時間を さらに短く感じさせるようなライブでした。
ギターの二人組みインストユニットGONTITI。 って、説明はいらないか。 パーカッションのサポート付き。
ちょっとオーバーアクション気味の演奏ですけど、 曲の方はさすがですね。 しっかりと気持ち良く。 パーカッションとごンザレス三上さんとの絡みもすばらしい。
途中ではふたりでウクレレという場面も。 しかも、6弦と8弦。 音、豊かですねぇ。
途中では「せっかくなので共演でも」 ということでRIKKIさん登場。 「イムジン河」を。 ふるさとっていうふりがあったけど、そういうことか。
最後はアンコールまででるんじゃないか、というくらいの盛り上がりよう。 いいライブです。
ラストを飾るのはバリ島の巨大竹製打楽器アンサンブル。 「ジェゴグ」という竹製の打楽器をメインに。
ステージの下の左右からまずは登場。 踊り、演奏しながらゆっくりとステージへ。 そして、本格的に演奏がスタート。
20名前後のメンバーでの演奏が音の波になって飲み込もうとやってきます。 絶妙に鳴り響くリズムが、精神ごと持っていきますね。 気が付いたら、頭のなかが真っ白になって、 無の状態で音を楽しんでました。
演奏だけでなく、民族舞踏も入って、目のほうでも楽しませてくれます。 演奏の方でもパフォーマンスを入れていて、 しっかりと楽しませようとしていますね。 とちゅうでは、客をステージにあげて一緒に踊るような演出も。
リーダーがボディランゲージで客から手拍子とか出そうとしてるんだけど、 メンバーへの指示も一緒にやってたりするんで、 実はこれがなかなか理解しにくい。 しかも、客にメンバーの演奏の裏をたたかせるなって。 おまけに、リズム、適当に揺れてたりするし。 とはいえ、そんなに難しいことを要求されてるわけじゃないけどね。
気持ち良く聴いていたんですが、 気持ち良かったのは客たちだけではないようで、 メンバーの方もかなり楽しんでましたね。
もっとも、楽しんでたっていうでは言葉が足りないか。 完全にトリップしてましたね、メンバー。 最後の最後の曲で、後ろの方のメンバーが 叫びながら演奏をほおり出してステージの前の方へ。 妙な位置の人があおりにでてきたなとおもってたら、 スタッフに取り押さえられる…。 えっ? って思っているうちに、 ジェゴグの上に乗って演奏するメンバーがでてくる、 ジェゴグを壊し始めるメンバーがでてくる、 倒れてスタッフに運び出されるメンバーがでてくる…。 すごいことになってきました。 さすがに演奏を続けられないと思ったのか、 リーダーが演奏を止めようとするんですが、 完全に行っちゃってるメンバーはそれが目に入らないのか、 演奏もなかなか止まらない。 まあ、客も状況をわかってないんで、手拍子止まらないし。
それでも、なんとか収拾をつけて、最後に軽く演奏しながら、挨拶。 トリップしてたメンバーも水をかぶったりして、復活してました。
とまあ、最後の方はすごいことになってましたが、 演奏のすばらしさは関係ないですね。 見事なパフォーマンスでした。
SUAR AGUNGの演奏が終わった瞬間に、夜空には花火が。 これですっかり、アンコールのタイミングがなくなりましたね。 まあ、あの状態でまともなアンコールはできなかったでしょうから、いいか。 なんとか持っていた空も、丁度終わった瞬間に雨に。 最中に降らなくて良かった。