kaki king at 大阪ブルーノート
きっかけは昨年末のport of notesのライブでした。名古屋ブルーノートで開演を待つ間に流れるライブの宣伝。ぼんやりと聞いていた私の耳に聴こえてきたギターの旋律。その音は私にkaki kingの名前を脳裏に刻み込もうとさせるに十分なものでした。
ってわけで、面白そうだってことで大阪ブルーノートへ。
「私はkakiです。」「私はカキです。おいしいです。」と、出てくるなり日本語で挨拶。ところで、このカキは柿かな、牡蠣かな。どっちだろ。
まずは青いエレアコかな、ギターで。タッピングも豊富に使い、左右の手がギター上をそれこそ前面に動き回る奏法は面白い限り。耳も目も楽しめますね。エモーショナルなといえばいいのかな、リズム感のあるギターです。
アコギやスライドギターを使う曲も。普通っぽい曲もじっくりと聴かせてくれますね。
それにしても、チューニングもいかにもチューニングって音じゃなくて、音を出して遊んでるような雰囲気の音。で、そこから間を空けずに曲へ。曲間のテンポもいいんで聴きやすいなぁ。だれる暇もない。そんな音でもないけど。
4本立てかけてあるギターの最後の一本はアコギっぽく見えてたんだけど、それを手に取ったときに「This is my koto. やすいです。」と。見た目はちょっと小ぶりのアコースティックギター。でも、音は本当に琴に近いな。面白いなぁ。
圧巻だったのはアンコール曲。
スライドギターでの演奏でしたが、スライド用のバー(あれ、なんていうんだっけ)代わりに登場時に客席から持ってきたタバスコのビンを使う余興を見せた後で、本格的に演奏へ。
パンツの後ろポケットからちゃんとしたバーを取り出して、少しずつ、ループで音を重ねていく。エフェクターを使ったのはこれが初めてだったかな。ひとつのギターでいろいろな音、リズムを積み重ねて、重くはないけれど、厚い曲を。いつまでも続くかと思われるように進化していく曲と演奏もループに任せて終わり。
面白そうだと思いつつ、ギターのインストということで多少の不安もあったんですが、本当に面白い演奏でした。リズムも音も心地よい。
終わってからCDを購入、サインをしてもらうときに名前を聞かれたので答えたら、ひらがなの名前入りのサインをしてくれました。下手な私の字なんかよりはずっとうまいぞ。
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Kaki King @ BLUENOTE東京 2005/3/20
以下の文章は、mixiでの2005年3月22日の日記の転載です。
Kaki King @ BLUENOTE東京 2005/3/20