なんとなく、JUKのパッチを更新した。
I18N向けに設定可能にし、utf8との比較も行えるように変更した。
パッチはこれ: kdemultimedia-juk-mp3-id3tag-codec-20041022.patch
なお、そこまでするのが面倒だったので設定UIはありません。(というか、JUKにもともと設定用dialogがない。TagEditorを流用する手もあるが、まあ、いらないだろうと)
解説、使い方については追記に。
d-frog氏のページにてjukのsjis対応パッチを拝見した。
本人のところではうまく動いているそうだが、そのパッチのままだとMP3以外のファイルでもtagの内容をsjisとして扱うため、その条件をつけたほうがいいと思ってちょっといじってみた。
kdemultimedia-juk-mp3-id3tag-codec.patchに置いておいたので興味のある方は試していただきたい。
なお、コンパイルの確認はしているが、動作確認はしていないので動作の保障はしません。多分うまく動くと思うけど。
TAM氏の日記にてちょっとコメントを書いたが、KDEのMP3サポート周りを私が調べていたのはかなり前なので、状況を再び調べてみることとした。
ちょっと前に仕入れてた話ではあるが、kvimが開発終了となった。kvimの成果はvim 7.0.0へマージされて、今後のkvimの開発はメンテナンスモードへ入るそうだ。
この決定の理由は、やはりyzisの出現があるだろう。実際、kvimの開発陣はyzisで開発を続けるようだ。
kvimはvimにKDEのUIを加えるだけならば難易度はそれほど大きくなかったであろうが、vimpartを考慮すると、非常にやりにくいものであったろうと思われる。EditorコアはあるがKPart化にあたって困難の大きなkvimとEditorコアは開発中だが、KPart化に当たって変更の自由度の大きなyzisとでyzisをとったとしても不思議ではない。
もっとも上記は私の想像である。実際の移行にあたっての議論がどうであったかはMLのarchiveを見てみると読み取れるかもしれない。
古いけど、kde-announceより。Yzis M1 released
Vi clone Editorだそうで。
backend + UIという構成になっているようなので、kvimよりも作り的には素直なのかな。
国際化は不安だけど、kvimも日本語が上手く動くかは最近ためしてないな、そういえば。
試さなきゃといいつつも、まだ放置してるあたりがだめだよなぁ。
kde-core-develより。i18n bug regarding Arabic-Indic numbers needinfo.
最初の方しか読んでなかったけど、Qtはそんな機能もあったのかと。
libcのlocaleはここまで面倒見てくれるのかな、とか。Qtも日本語系はどこまで動くかはためしてみたいところかな。
ちょっと前の話ですが、kde-core-develより。Qt-Addon classes merge
libqt-addonはQtのネットワーク機能の問題を補完するためのライブラリですが、それをQt4に組み込んでもらおうと活動していたものの、結局TrollTechはもともとのコードの修正という手に出たようです。
TrollTechに限らず、upstreamにコード追加の交渉をすることの難しさの一つかな、これは。
問題はQt4まではTrollTechの修正版は出てこないので、それまでの問題の対処と、Qt4からの対処をどうするかとのことのようです。
Qt Quarterlyなんてものがあることすら知りませんでしたが、その中からA Taste of Qt 4より。
前々からQt-4はライブラリの分割を行なうなどの話があり、大きな変化がありそうだとは思っていましたが、こういう記事をみるとどういったものができあがってくるのかがなおさら楽しみになってきます。以前からいろいろな場所で不満にあげられているようなところに関してはほとんど修正が入っているような気すらしてくる。
もっとも、Qt-Addon classes mergeみたいな話題もあったりするわけで、全てが順風満帆というわけには行かないようですが。
ちなみに、こういう意見もあるようですが、おそらく国際化関連は大きな不満がTrollTech側に十分に伝わってないだろうと考えています。だからこそ、このメールのように皆に伝わる形で表明していくことが大事なのだと。
ちょっと前のdot.kdeの記事「 Interview: Trolltech’s Eirik Eng and Matthias Ettrich」より。
なかなか面白いインタビューでした。幅広いないようで全般的にいいインタビューですが、特にQt4辺りとQSA辺りが興味深かった。後営業してるんだなとか、やはり会社なんだなと思わせるような部分など。
特にQSAは何か面白いことに使えないかなと考えているところだけに読んでいてなおさらよい活用法を見つけたくなってきた。ただ、QSAってKDEとの組み合わせに相性がいいとは思えないのがちょっと難点か。Q_PROPERTYとDCOPって共存できるのかな。
TAM氏の日記より。
なるほど。URLは確かに一意なものなので、フォルダ+URLをキーとして扱う必要はなく、URLだけをキーとすればいいというのは素直な考え方だなと感心。
だが、「やはりどうしても気に入らないのが
とにかくまずフォルダありき
と言う考え方ですよ。」とあるのなら、そこで「フォルダ情報」の付加を前提として考えるのはフォルダに捕らわれたままで面白くないなと思う。どうせやるなら、URLに対して付加するのはただのキーワードとし、そのキーワードを元に動的に分類を行なうという考え方の方が面白いと私は思う。