uimへの理解

徳永さんに反応いただけるとはうれしい限り。こうやってcore programmerの方に反応していただくと理解が深まるのでありがたいです。実際、私の理解の浅いところもご指摘いただきましたし。
まずは、Wnn6, Wnn7のライセンス形式について。
Wnn6のQ&Aにもある程度書いてありますが、徳永さんの推測どおり、jserverへのコネクション数がライセンス数となります。通常は2ライセンス付属。ライセンス数は追加購入で増やせます。(ちなみに私は初期の購入特典の1ライセンス追加で計3ライセンス持ってます。VIne CR版のライセンスも引っ張り出せばもっと増えるけど)。
しかし、PRIMEのことは全然調べてなかったこともあって、別プロセスでの動作となっているとは知りませんでした。これはもう、私の浅慮故であって、嘘を「はず」などと書いてしまって申し訳ない。本当に失礼しました。
おそらく、TCP/IPソケットは使いたくないとか、IPCも敬遠したいような発言を目にしていたところで勝手に拡大解釈をしてしまったのだと。いやはや、情けない限りで。

後のところは枝葉末節かな。ま、ざっと書いておこう。
native対応については、XIMやscimといった、他のIM-FMを通してなければnativeだと思ってます。ちなみに、toolkit独自になってしまうimmoduleについては私はIM-FMとは見てません。実質は同じものでしょうが、immoduleはそのカバーする範囲が狭く、現状ではその存在は仕方がないものだとは思いますが、さっさと不要になってくれと思っておりますので。
uimについては前にも書いたような気がしますが、現状でnative対応が少ないのは仕方がないことでしょう。1.0が近くなって、API等が安定してきた後の話でしょう。もっとも、そのころにどの程度のアプリがXIMを引きずってるかは分かりませんが。
「uim-fepやMacUIM、IMKit-uimなどが存在する」ところはその存在そのものだけでなく、それらの開発者がいるというところがuimの強みなんでしょう。実際、今のMLのやり取りなどを見ていると、あれだけ開発が進んでもバージョンは0.5ではなく、0.4.6になるのかというのは個人的にはいろいろな意味でもったいないと思うくらいですし。
で、最終的な結論のところでは私と認識はそう大きくは変わらない(私の意見は「手間をかければuimでも対応可能、ただし他のIM-FMよりも手間はかかりそう。そのため、uimが手間をかけさせるだけの魅力を持たなければ実装は出てこないかも」ってところですが)ですし。
ただ、徳永さんのようにuimのコア開発者の立場の人から、「uimの商用Wnn対応は可能、ただしたぶんやる人はいないと思われる」という言葉が出てくるのはちょっとさびしいなぁ。「uimでWnn8を使いたい」と思わせるだけのものを作るくらいの気持ちでいてほしいところ。